さらにお子さんの歯を守っていきたい方へ

赤ちゃんには最初からむし歯菌はいないとされており、親や祖父母などのむし歯菌などが食事やお話で移るとされています。
それだけでむし歯になる訳ではありませんが、移った後にお子さんお口の環境が悪くなるとむし歯は進むとされています。

写真:歯磨きする女の子

1−3歳でむし歯菌が移ると4歳時にむし歯になる割合は約80%

3−4歳でむし歯菌が移ると4歳時にむし歯になる割合は約36%

4歳時でむし歯菌が移らなかった場合はむし歯になる割合は約25%

というデータも出ているので、生まれる前から3歳までの間でもお子さんの周りのお口の状況が良いと
良いですよね。

なのでお子さんのむし歯を心配される方はまずご自身やご家族のお口の環境をよくすることもお子さんの大切な歯を守るための一つの方法です。


幼児期

写真:赤ちゃんの歯磨き

3歳までは大人のクリーニングによるこどものむし歯予防が大事になってくることがわかっています。

幼児期は歯が生えたらお口を見せたり、お口の中に歯ブラシを入れるなどに慣れてもらいましょう。

歯科医院に慣れてもらうことも大事です。また、来院された場合は親御さんへの子供に対する歯ブラシの仕方なども

教わることができます。

写真:幼児のおやつ

その他にも子供のおやつのだらだら食べ(口の中に常に食べ物がある状態)やジュースの常飲には

気をつけましょう!暑い夏の日はスポーツドリンクなども熱中症対策で飲み続けることが多いですが、

糖分は多いので、常飲には気をつける必要があります。

※おやつの時間を決めたりして、お口に甘い糖分がない時間帯を作ることがむし歯になりづらくする一つの習慣です!

学童期

写真:カメラをのぞく小学生

大人の歯が生えかわっても子供の歯磨きだけだとむし歯予防は不十分です。

親による仕上げ磨きが重要になっていきます!

この時期は子供一人でなんでもできてくる時期になりますが、細かいところなどは疎かになりがちです。

特に歯に関しては、生え変わりが多いので、その部分が磨きのこしが多くなりやすいです。

最後に親の仕上げ磨きを続けてもらうと、生えたての大人の歯がむし歯になりづらいので実践してみてください


写真:女の子

生えたてが一番歯の質が弱くなっているので生えかわる時期の6歳からも大人による仕上げ磨きをすることが
大事です!



仕上げ磨き

写真:仕上げみがき

歯科では歯磨きの仕方をお教えしたり、普段磨けないところの
専門的なクリーニングをおすすめしています。

また、フッ化物塗布もおすすめしております。
(※予防塗布は自費になります)

写真:仕上げみがき


イラスト:妊婦 Baby in me

出産前の歯科検診も同じような意味があるので妊婦さんの妊娠時のお口のクリーニングは妊婦さんのお口も守ると同時にお子さんの歯も守っているのです。