予防歯科・メンテナス

歯を失う原因

グラフ:歯を失う原因

歯を失う原因は、むし歯、歯周病、歯の破折が3大原因と言われています。
そのうちの7〜8割がむし歯菌、歯周病菌によるばい菌(細菌)が原因とされています。
なので歯を失わないようにするためにはむし歯菌、歯周病菌を減らすようにすることが一番大事です。お口の中には良い菌と悪い菌が環境を保って共存しておりますのでなるべく悪い菌を減らしていくことが重要です。
当院では、ご自身の歯ブラシ等のセルフケア(ご自身でのお口の掃除)と様々な機械を用いることによる専門的なプロフェッショナルケア(歯科医院でのお口の掃除)の両方からのアプローチで予防の推進を図っております。
これは両方とも大事で、片方でも疎かにしてしまうと良くない結果が出ることがわかっています。

また、歯の破折は、むし歯が大きく歯の神経(根っこ)の治療をした場合に起こりやすいです。

歯科から健康を支えるために

写真:歯科から健康を支えるためにのイメージ

『誠心誠意をモットーに一人一人の健康を歯科から支える』ためには

食事を噛めるお口であることが大事と考えます。

そのためには、

1.ご自身の歯が健康に残っていること

2.歯がない場合は歯がない時より噛めるお口を作っていくことです。

噛める歯がないと筋肉や脳に必要なアミノ酸・ミネラルであるお肉やお魚、緑黄色野菜などを避けるようになります。

そうすると食事はどうしても柔らかいものになりがちです。

柔らかいものはパンや麺類など炭水化物だけのものが多く、これだけでは肥満や糖尿病になりやすい状況になってしまい、高血圧症や筋肉低下による骨折や寝たきり、認知症などの症状を徐々に併発しやすくなるとされています。

写真:歯科から健康を支えるためにのイメージ

香川県の歯科医師会の研究結果では歯が20本ある人と歯がない人と4本以下しか歯がない人で年間19万円もの医療費に差が出るという結果が出ました。これは有病者の差が大きいことを指しています。

当院ではまずご自身の歯が健康な状態で残ることを目標としメンテナンス・予防歯科を大切にし、なくなった所にはなんとか噛めるように、ブリッジや入れ歯、インプラントなど一人一人のお口の状況に合わせた治療を提案させてもらい、一人一人ができるだけ健康に過ごされることを歯科からも少しでもお役に立てることができたらと考えております。

「北国新聞」 2007年4月30日(月)

グラフ:歯の本数が少ない人は、糖尿病・高血圧において 歯科医療費が高くなる傾向が見られました。

歯の本数が少ない人は、糖尿病・高血圧において
歯科医療費が高くなる傾向が見られました。